結婚するとき、必ずしも指輪を用意するとは限りません。それぞれ事情があり、指輪なしのまま結婚するカップルもいます。
しかし中には「やっぱり指輪欲しかったな」と思う女性もいて、結婚指輪への憧れというのは消えません。
今回はそんな結婚指輪がないまま結婚した女性の本音や、指輪がないまま結婚したことへのモヤモヤを解消する方法についてご紹介します。
結婚指輪という文化
なぜ結婚指輪という文化があるのでしょうか。結婚指輪な何のためにあるのでしょうか。ここでは、まず結婚指輪という文化そのものについてご紹介します。
比較的新しい日本の文化
結婚指輪をカップルで装着する、という文化は明治時代にアメリカから入ってきた文化だそうですが、本格的に一般市民に根付いたのは、太平洋戦争後です。
もちろん強制ではなく「クリスマスには七面鳥を食べる」であったり「ハロウィンと言えばかぼちゃ」のような感じで、各々が自由にしてもいいものです。
最近では金属アレルギーの人や仕事で装着できない人も多いため、指輪の交換はしないというカップルもいて、必ずしも“なくてはならない”という文化ではありません。
指輪をつける意味
結婚指輪には「私たちは結婚しています」という意味や「私は既婚者です」という証明の意味があります。
左手の薬指に装着する意味は「あまり使わない指だから」という説が有力で、海外では右手であったり、足の指につけるという文化もあるようです。
中には指輪にこだわらず、ピアスやネックレスという形で用意するケースもあるので、身に付けるものであればなんでもいい、と割り切って考えている人もいます。
指輪なし結婚生活5つの本音エピソード
事情があって指輪をもらえなかった、という女性もいます。彼女たちは結婚してから「やっぱり結婚指輪欲しかった!」と思う場面があるようです。
ここでは、結婚指輪なしで結婚した女性たちの本音エピソードをご紹介します。
友達の結婚式に行くと思う
そう語るのは結婚5年目のKさん。できちゃった結婚だったため、金銭的な余裕がなく結婚式も結婚指輪もなし、というスタートでした。
Kさんは「いつか自分でお金を貯めて欲しいジュエリーを買う」と言っています。
結婚式にも結婚指輪にも、やはり“思い出”がないのが寂しいということです。
金属アレルギーのある夫
そう話すのは、結婚14年目のHさんです。
Hさんの夫はアレルギー体質で、とくに金属に過敏です。スーツのベルトなどでも、触れていると赤くなるなど、症状は重いようです。
Hさんはあまりしつこく言うと夫を傷つけると思い、指輪に関しては何も言っていません。
ただ、結婚10年目の記念に夫から指輪をプレゼントされたので満足しているようです。
購入しないで作った指輪
というのは、結婚3年目のGさんです。Gさんの夫は趣味でアクセサリーを作っていて、その流れで彼女とのペアリングを自分で作ったそうです。
夫の愛情がこもった指輪は嬉しかったそうですが、やはり結婚指輪くらいは売っているきれいな指輪が欲しかった、とGさんは思っているそうです。
いつのまにかうやむやに
と語るのは、結婚8年目のWさん。Wさんの夫は、どちらかというとケチで、実用的ではないものは購入しない主義だそうです。
その後も何度か「指輪買って」と言ってみたそうですが、あやふやな返事しか返ってこないそうです。
Wさんは諦めているようです。
結婚指輪がナット
結婚24年目のBさんは、夫からもらった結婚指輪がナット(金属の部品)だったそうです。
確かに指輪のような形をしていますし、指にも入ったのですが、すぐに錆びてしまったようです。
Bさんは指輪がナットの件に関して、まだ許せていないため、未だにチクチク言うことが多いそうですが、夫婦仲は良いということです。
海外の結婚指輪事情
結婚指輪という文化は、全世界共通、というわけではありません。では、日本以外の国ではどのような文化になっているのでしょうか。
インドや東南アジア
もともと靴を履くという習慣がなかったインドや東南アジアの一部では、トゥリング(足の指輪)を結婚指輪とする地域があります。
仕事の関係で指輪をつけられないという人は、仕事中でも邪魔にならないトゥリングの結婚指輪をつけてみてはいかがでしょうか。
右手に結婚指輪
東ヨーロッパの地域では、右手に結婚指輪を装着する習慣があります。日本では、右手が婚約指輪、左手に結婚指輪なので真逆です。
日本で言うところの“給料3ヶ月分の指輪”ではなく、ふたりの経済状況に見合ったジュエリーを選択するということです。
4、結婚後にもらう結婚指輪
結婚するときに結婚指輪は購入しなかったとしても、結婚後に指輪をもらうチャンスがあるのではないでしょうか。
ここでは、結婚後に指輪をもらえるイベントについてご紹介します。
誕生日
夫婦の経済状況にもよりますが、余裕があればどこかのタイミングでプレゼントしてもらえる可能性があります。
クリスマス
ロマンチックなクリスマスにも、指輪をもらえる可能性はあります。
子供へのクリスマスプレゼントの用意と同時に「買ってほしいな」とアピールしてみましょう。
結婚10周年
結婚記念日に改めて指輪をプレゼントしてもらえるケースも少なくありません。とくに結婚10周年の“スイートテンダイヤモンド”は有名です。
このように、結婚後に指輪をもらえるイベントがありますので、結婚指輪がないことを嘆かず、別の機会にもらえることを期待しましょう。
やっぱり欲しいと思ったら!結婚指輪は欲しいと言おう
結婚している人の約半数が、実際には結婚指輪をもらっていない、用意できなかった、というデータもあり、想像以上に結婚指輪をもらっていない女性は多いようです。
結婚後にペアリングを用意するケースもあるので、どうしても結婚指輪へのあこがれが消えない場合は、しっかり夫婦で話し合ってみましょう。
待っているのではなく、欲しいと自分から言わなければ、手に入れることはできません。
また、結婚から時間が経って、経済的に安定してから改めて購入したり、結婚式をする夫婦もいます。もう遅いということはないので、今から実行してみましょう。”
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