恋人と付き合っていると、喧嘩の一つや二つは当たり前にありますよね。
後で思うと何でこんなことで腹を立てているんだというくらい何てことのないことなのですが、その時は感情がふり切ってしまったのです。
最期には仲直りするのですが、そんな恋人と喧嘩したときの話をこれからしていきます。
楽しい日々が続くと思っていた同棲生活
恋人関係としても信頼し合っていい意味で落ち着いてきたことから同棲を始めました。それが喧嘩に繋がってしまったのです。
家に帰れば彼女がいる幸せ
当時の彼女は1歳年上の方で、仕事の関係から繋がって付き合った女性でした。
二人とも仕事を忙しくしていて会う回数はそこまで多くはありませんでしたが、楽しい恋人ライフを過ごしていました。
僕としては特に拒否することもないし、同棲すれば一緒に入れる時間は多くなると思って賛成しました。
忙しい二人でしたが、夫婦のように助け合いながら楽しい時間を過ごしていくのです。僕が帰った時、彼女が出迎えてくれるのはとても幸せでした。
仕事が忙しくなっていく
僕は当時、小さな飲食店の副店長として働いていましたが、あるとき店長に抜擢されたのです。
それは僕にとっては嬉しいことでもありながら、仕事は忙しくなりハードになっていくという事です。
家に帰れば彼女が出迎えてくれることが楽しみだったのに、その時は逆にめんどくさいと感じるようになったのです。
それでも最初はいつものようにじゃれていましたが、だんだんそういうこともする気にならず、一人の時間が欲しいなと考えるようになったのです。
そしてストレスが爆発
そんな態度が変わってきた僕に、彼女は気を使ってくれて「最近何かあったの?」と聞いてくれたのですが、僕はちょっと冷たい態度で「疲れただけだよ、最近仕事が大変でさ」と軽く返すだけです。
その時の僕は内心「放っておいてくれ」と思っていました。どうせこの大変さを話したところで分かってくれないさ、そう考えていたのです。
彼女はそんな僕に今までのようなじゃれ合いをしなくなってきたのは分かります。
決して僕も彼女のことが嫌いになったわけでは無いのです。ただ、あまり関わりたくないときもある、そんな感じでした。
うつぶせに寝転んでいる僕の上に乗って腰を指圧してくれる彼女。
そんな優しいはずの彼女の行為が僕にはうざく感じてしまい、そして「なあ!疲れたって言ってるんだから余計なことすんなよ!」と怒鳴ってしまったのです。
しばらくの沈黙の後、彼女は少し泣きながら「そんな言い方ないでしょ…」と一言。その日は結局その後は何も話さずに、寝るときも別々でした。
すぐに反省したことが仲直りのきっかけに
沈黙という喧嘩を仲直りさせたのは、僕がしっかり反省して謝ったという事でした。
彼女を抱き寄せて謝る
彼女を突き放して沈黙になってしまってから何時間が経ったのか、僕はそのままカーペットの上で寝ていました。
彼女は一人ベッドで寝ています。次の日の朝になり、僕はいつもより早く目が覚めます。
うっすらと目を開けて僕が近くにいる事に気づくと、背を向ける彼女。やはり機嫌は直っていない。
僕は彼女にさらに近づき「ごめん、オレが悪かった」と一言。それでも彼女は無反応でした。
彼女の髪を撫でながら「もう怒鳴ったりしない」と話を続けます。それでも彼女は何も反応しませんでしたが、しばらくして口を開きました。
「疲れているのは私も一緒なの。だから家にいるときくらい楽しくいたかったの」と。「ほんとにごめん、もう僕は反省したよ」と、ひたすら僕は謝り続けました。
次第に彼女に笑顔が出てきて、いつものようにベッドの端によって僕のスペースを作ってくれたのです。
たまたまその日は二人とも出勤が遅い日だったので、しばらく一緒にベッドで過ごし、仲直りをしたのです。
「ごめんなさい」は恥じゃない。原因を作った方は素直に謝ろう
恋人と喧嘩をしてしまうと、相手より先に謝りたくないという気持ちになることの方が多いです。しかし喧嘩の原因と言うのはほぼどちらにもあります。
大抵は自分の気持ちが通じていない時が喧嘩の発端となるでしょう。
お互い人間ですから、必ず相手が同じ考えであることはありません。
相手を理解してこそ関係を深められるのです。そのためにはコミュニケーションも大切なのですが。
些細なことで別れてしまうのは、非常に切ないことですので。この体験で人を思いやることの大事さが少しは分かった気がします。
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