結婚してから一度も喧嘩をしたことがない夫婦は1%、喧嘩をしたことがある夫婦は99%。そのくらいの割合で世の中の夫婦は喧嘩をしているのではないでしょうか。
だからといって喧嘩したまま何日間も一緒に過ごすことは辛いこと。ご飯も食べなければならないし、洗濯だってしなければなりません。
- 自分の食事は自分で作ってよ
- あなたの洗濯なんてしないから
そう言えれば簡単ですが、一緒に暮らしている以上、そういうわけにもいきません。
これが夫婦というもの。恋人ではなく夫、妻となったからには、喧嘩の後処理をしなければ生活できなくなるのです。
喧嘩したけど仲直りしなければいけない。どうすればいいの?そんなときは現役主婦が実践している仲直り方法を聞きましょう。
想像上のアドバイスではない実体験が一番効果的。
さっそく生の声を聞いてください。
目次
仲直りのプレゼントなんてあり得ない!喧嘩はなかったことにするのが一番楽
夫婦喧嘩の仲直り方法というと、相手にプレゼントを渡して機嫌を直してもらう、ということを思い浮かべる方がいます。
でも、ちょっと待ってください。
- 喧嘩の度にプレゼントをあげることはできますか?
- あなたのおこづかいで足りますか?
恋人同士ではないので、プレゼントをあげるなんてできませんし、経済が破綻してしまいます。
プレゼントなんて無理。それが現実です。
どうでもいいことが喧嘩の原因
M子は38歳、結婚15年目。子どもは3人。共働きで最近一戸建てを購入したばかりです。
夫婦の喧嘩の原因て、本当に些細なこと。そんなことで怒るの?と思われることが喧嘩になっていきます。
- ゴミの分別を何回教えてもできない
- 残しておいたお菓子を食べた
- お風呂のなかでヒゲを剃るからヒゲが湯船に浮かんでいる
周りから見れば笑ってしまうような、どうでもよいことが夫婦にとっては大問題。
生活を共にするとはそういうことなのです。
何もなかったかのように普通に会話をはじめる
ちょっと時間を置いてから、喧嘩なんかしてなかったかのように、いつも通り話して終わり。いつまでも引きずっていたら次の喧嘩の原因になるから、それはお互いのアウンの呼吸なのかもしれない。」
喧嘩に勝ち負けはありませんし、素直に謝ればいいのですが、これができないのも夫婦。原因がどうでもいいことであればあるほど、謝る価値もなくなります。
いつまでも怒りが収まらず怒っていてもしょうがないので、なかったことにするのが楽なのです。
根本的な解決にはなりませんが、そもそも原因がどうでもいいことなので、無理して解決する必要もありません。
夫に強要はしない!そういう人だと諦め、夫の言い分を半分認める
こうしてほしい、ああしてほしい、と旦那さんに対する希望はたくさんあります。でも、それを全てやれと言っても無理な話。
自分と同じ人間ではないので、押し付けることはよくありません。
やれ、やれ、と強要すれば反発したくなるもの。強要するのではなく、諦めることも夫婦には必要なのです。
諦めると気持ちが楽になる
Y美は27歳、結婚2年目の専業主婦。IT企業経営者の旦那さんと都内の高級マンション住まいです。
傍から見れば、何も問題のない憧れ夫婦。女性が望む結婚という名の夢を手に入れています。
結婚したときは私も若かったから、自分の思い通りにしたくて喧嘩ばかりしていた。でも、そんなことをしていても疲れるだけ。精神的に参ってしまうから、最近は諦めるということを覚えたよ。」
自分の希望通りにしたいと思うから、喧嘩をしてしまうのです。
諦めるのも大事なこと。どうにもならないな、と思えば気持ちが楽になり、喧嘩のボルテージが下がっていきます。
喧嘩の途中で優しくする
諦めて喧嘩のボルテージが下がれば、喧嘩をしていること自体、ムダに思えてくるので、不思議なことに優しくなれるのです。
そうすると向こうの口調も穏やかになってくるから。口ではウンウンと言ってるけど、全部は認めない。半分認めてあげてる感じ。全部認めると旦那の言いなりになってしまうから、そこは半分かな。」
旦那さんの言いなりになっているように見せかけて、実は半分しか言うことを聞かない。これも仲直りのテクニックです。
男性は優しくされれば、自分の言い分を認められたと思い、途端に機嫌がよくなります。
旦那さんに主導権があるように見せかけて、実は奥さんが主導権を握る。これが結婚生活のコツ。このコツを上手に利用して、仲直りをしましょう。
お互いの言い分を紙に書いて貼る!毎日声にだして読んでみよう!
学校で九九を習い始めたころ、覚えるためにトイレの壁に九九表を貼ったり、自分の部屋の見える場所に貼ったりしませんでしたか?
そして、声にだして覚える。これは脳へのインプット、アウトプットを生かした暗記方法です。
仲直りするためにはお互いの直してほしいところを列挙する
H代は46歳、結婚20年目。子どもは1人。関東近郊のマンションに暮らしています。
子どもがいれば、子どもの前で喧嘩するのはいけませんし、家の中が険悪な雰囲気では、子どもの教育上よくありません。
だから、今はお互いに直してほしいところを紙に書いて貼ってあるの。これは子どもに対しても同じで、子どもが親に直してほしいところ、親が子どもに直してほしいところを貼ってるよ。」
一見おかしく思えますが、これはとても有効なのです。
冷静に自分自身を見つめ直す
- 洗濯機に洗濯ものを放り込まず、かごにいれる
- だから何?という失礼な言い方はしない
- 洗面所を使ったら、タオルで拭く
喧嘩をしている途中で紙に書いていくことで、自分がおかしいところに気が付くことができます。
書くことで冷静に自分を見つめ直せるのです。
言い合いをしているときは二人とも熱くなっているので、なかなか折れることができませんが、書きだすと怒りの熱が収まるので、子どもっぽいやり方だと思っても、一度やってみる価値はあります。
とりあえず謝る!相手の話を聞かないでスルーする方法
喧嘩は疲れること。友達同士でも夫婦でも、喧嘩をすると体力も精神力も消耗し、後味もよくありません。
一刻も早く喧嘩を切り上げたい、早く平穏な生活に戻りたい。喧嘩中はそう思うはずです。
それには、自分が悪くなくても、旦那さんが100%悪くても、謝る。それが一番早い仲直り方法になります。
旦那さんを冷めた目でみる
K子は32歳、結婚5年目。子どもは2人。念願の一戸建てを建て、幸せに暮らしています。
彼女は社会労務士としてフルタイムで働いている兼業主婦です。
旦那が喧嘩腰で言ってきたら、とりあえず「はいはい、そうだね、私が悪かったね」と言っておく。心のなかでは「何言ってるの、おかしいんじゃない」と思っても、それを言ったら喧嘩が続くから言わない。喧嘩腰の旦那を冷めた目で見て、「この人アホだわ」と笑っているよ。」
旦那さんと同じ土俵に立たない、とりあえず謝る、心のなかで笑っている。
これで旦那さんの怒りのボルテージはとりあえず下がっていきます。
それでもあなたの怒りが収まらないなら、旦那さんに内緒で高級レストランにでも行ってください。
喧嘩の芽を摘んでおく
例えば、賞味期限が切れた食材とか冷蔵庫で見つけると怒るから、チェックして捨てたり。
細かいことだけど、一緒に生活していく上ではしょうがないこと。夫婦だからぶつかることもあるけど、ぶつからないような工夫も必要なんじゃないかな。」
夫婦になれば相手のイラっとくるポイントがわかるもの。それを放置しておくと喧嘩になるので、まずはそれを除去するとよいですね。
喧嘩になっても話を耳から耳にスル―させ、聞かない。
夫婦喧嘩は些細なことが原因なので、毎回真剣に取り合っていては疲労困憊になってしまいます。
聞く部分と聞かない部分のすみわけができるようにしてください。
仲直りの方法は様々。一番大事なことは喧嘩をしないで暮らす努力!
ご紹介した現役主婦の喧嘩の仲直り方法は様々です。この夫婦にはこれが有効だけど、この夫婦にはダメ、なんてこともあります。
いろいろな仲直り方法を試してみて、自分たちに合った方法をみつけてみてください。
喧嘩は独りではできないので、喧嘩する相手がいることが幸せなのかもしれませんね。
旦那さんと真剣に喧嘩することも必要ですが、毎回真剣に喧嘩することは不可能。
そういう状況にならないように、毎日のコミュニケーションを大事にし、お互いに相手を思いやる気持ちを忘れないようにしましょう。
コメントをどうぞ