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結婚適齢期って誰が決めたの?婚活するのに最適な年齢とは

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悪気なく言われることのある「もういい年齢なんだから、そろそろ結婚しないの?」という言葉。

結婚願望のある人からすれば「そんなことは私が一番わかっているわ!」となりますし、独身主義の人からすれば「余計なお世話だ」となる言葉です。

総じて言ってほしくない発言No.1ですが、残念なことに結構な確率で言われてしまう言葉でもあります。

でもここで疑問に思いませんか? 「そもそも結婚適齢期って、いつ、誰が決めたのよ?」今回はそんな話をしていこうと思います。

結婚適齢期ってどうやって決めているの?

実は結婚適齢というと、結婚が可能な年齢のことを言います。具体的に見ていくと、

民法731条において、婚姻適齢とは男性で十八歳以上、女性で十六歳以上のこととされています。でも十六歳を過ぎたからといって、突然「早く結婚したい」と慌てる人はあまりいませんよね。

ここでポイントとなるのは、結婚平均年齢です。

平均値より早いか遅いか、多くの人はそこで判断しようと考えているわけですね。

現代の結婚平均年齢はいくつ?昔と今の移り変わり

昔は結婚について、男性はとやかく言われていなかったようです。

長男は重要視されるけれどそれ以降の男子においては、他家に養子に出したり、長男のサポートをするために一生独身を貫かされたり、僧になって(つまり独身で)一生を過ごしたりする人も少なくなかったためでしょう。

しかし、女性の場合は別です。

江戸時代の女性は「十八を過ぎたら行き遅れ」と言われており、当時の年齢は、数えを基準にしていましたので、現代よりももう少し若いことになります。

かなり早い段階で、嫁いでいく女性がたくさんいたことが推測されますね。

明治、大正時代になりますと、結婚平均年齢は女性で二十一歳くらいとなってきます。

十代半ばほどで結婚する女性が多く、しかし貧困のために労働を優先して二十代半ばに結婚をする女性も多かったため、平均値だと二十一歳くらいとなっていたようです。

政略結婚の場合は、まだまだ年若く結婚をしていた女性がいる時代でもあります。

戦後のベビーブームがあり、その時のベビー達が結婚をするような年齢になった頃には、女性で二十六歳くらいまで平均が上がっていきます。

平成になりますと、二十八、九歳まで平均が上がります。どんどん結婚平均年齢は上がっていっていることがわかりますね。

結婚適齢期と平均寿命には大きな関係があるって本当!?

江戸時代のはっきりとした平均寿命はデータが残っておりませんが、現代になってからの考察では、三十~四十代が平均寿命だったと言われています。

乳幼児の死亡数が多く、平均を下げていたことが関係している

戦国時代に織田信長が敦盛を舞いながら「人生五十年」と唄っていたという話が有名ですが、あれは無事に大人になれた人達の、寿命のようなイメージだと思われます。

明治時代の平均寿命もあまり長くなく、四十歳前後と言われています。大正時代になってくると、平均寿命は四十歳半ばになってきます。

戦後平均寿命は医学の進歩と共にどんどん上がっていきます。

女性の平均寿命で見ていくと、昭和二十五年には六十歳を超え、昭和三十五年には七十歳を超え、昭和六十年には八十歳を超えてきます。

これに伴い、平均寿命の短かった時代と比べ、結婚を慌ててする必要性が減ったことがわかるのではないかと思います。

昔は結婚と出産が今以上に強く結びついておりましたので余計に、早く結婚させようという親の考えが影響してきていたのではないでしょうか。

何せ平均寿命を下げていた原因は、乳幼児の死亡率です。現代のように、生まれた子どもはほとんどが大人になる、といったことはありませんので、一人だけ産んで終われなかった人も多いでしょう。

祖父母世代に兄弟姉妹の多い人が目立つのは、おそらくそのせいですし、下手をすると「実は言っていなかったけれど、子どもの頃に亡くなった兄弟が他にもいてね」なんて話をされることもあるでしょう。

寿命が延びれば結婚平均年齢も伸びるのは、そんな理由があるかもしれません。

現代の結婚適齢期って、結局何歳くらいのことなの?

結婚平均年齢をベースに結婚適齢期を考えるのだとすれば、二十八歳程度になります。

ただし親世代が若かりし頃の結婚適齢期ですと、おそらく現代よりも1~3歳程度若い年齢となります。

つまり二十五、六歳くらいから、周囲が何かを言い始める可能性はあります。

なお、都内と郊外では結婚平均年齢に差があるとも言われていますので、地域によってはもう少し早い段階で何か言われ始めるかもしれません。

「結婚適齢期までに」と思っているあなたへ!準備は案外早くから始まっていた

結婚適齢期までに結婚出来るように、二十代前半から婚活をしていた人にお話を聞いてみました。

二十代前半は、婚活サイトなどでもとても人気が出ていたそうです。けれど二十代後半になると、途端にチャンスが減っていったと言います。

ここで言えることは、結婚適齢期になってから慌てていると、素敵な人に出会うチャンスが減ってしまう可能性があることです。

人気が高くなる男性、つまり何かしらが優秀な男性は、先に行動を起こしていた女性と結婚している可能性が高くなります。人間というのは焦りが出てくると、物事を冷静に見られなくなるものです。

結婚適齢期前から行動すれば、それだけ慌てず冷静に相手も見られます。

自分が結婚したい年齢になる前から行動をするのはちょっと難しい話ですけれど、将来結婚する気がもしもあるなら、少し早めに動き始めると、理想の年齢までに結婚出来るかもしれませんよ。

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