悪気なく言われることのある「もういい年齢なんだから、そろそろ結婚しないの?」という言葉。
総じて言ってほしくない発言No.1ですが、残念なことに結構な確率で言われてしまう言葉でもあります。
でもここで疑問に思いませんか? 「そもそも結婚適齢期って、いつ、誰が決めたのよ?」今回はそんな話をしていこうと思います。
結婚適齢期ってどうやって決めているの?
実は結婚適齢というと、結婚が可能な年齢のことを言います。具体的に見ていくと、
ここでポイントとなるのは、結婚平均年齢です。
平均値より早いか遅いか、多くの人はそこで判断しようと考えているわけですね。
現代の結婚平均年齢はいくつ?昔と今の移り変わり
昔は結婚について、男性はとやかく言われていなかったようです。
しかし、女性の場合は別です。
かなり早い段階で、嫁いでいく女性がたくさんいたことが推測されますね。
明治、大正時代になりますと、結婚平均年齢は女性で二十一歳くらいとなってきます。
政略結婚の場合は、まだまだ年若く結婚をしていた女性がいる時代でもあります。
戦後のベビーブームがあり、その時のベビー達が結婚をするような年齢になった頃には、女性で二十六歳くらいまで平均が上がっていきます。
平成になりますと、二十八、九歳まで平均が上がります。どんどん結婚平均年齢は上がっていっていることがわかりますね。
結婚適齢期と平均寿命には大きな関係があるって本当!?
江戸時代のはっきりとした平均寿命はデータが残っておりませんが、現代になってからの考察では、三十~四十代が平均寿命だったと言われています。
乳幼児の死亡数が多く、平均を下げていたことが関係している
明治時代の平均寿命もあまり長くなく、四十歳前後と言われています。大正時代になってくると、平均寿命は四十歳半ばになってきます。
戦後平均寿命は医学の進歩と共にどんどん上がっていきます。
女性の平均寿命で見ていくと、昭和二十五年には六十歳を超え、昭和三十五年には七十歳を超え、昭和六十年には八十歳を超えてきます。
これに伴い、平均寿命の短かった時代と比べ、結婚を慌ててする必要性が減ったことがわかるのではないかと思います。
昔は結婚と出産が今以上に強く結びついておりましたので余計に、早く結婚させようという親の考えが影響してきていたのではないでしょうか。
祖父母世代に兄弟姉妹の多い人が目立つのは、おそらくそのせいですし、下手をすると「実は言っていなかったけれど、子どもの頃に亡くなった兄弟が他にもいてね」なんて話をされることもあるでしょう。
寿命が延びれば結婚平均年齢も伸びるのは、そんな理由があるかもしれません。
現代の結婚適齢期って、結局何歳くらいのことなの?
結婚平均年齢をベースに結婚適齢期を考えるのだとすれば、二十八歳程度になります。
つまり二十五、六歳くらいから、周囲が何かを言い始める可能性はあります。
なお、都内と郊外では結婚平均年齢に差があるとも言われていますので、地域によってはもう少し早い段階で何か言われ始めるかもしれません。
「結婚適齢期までに」と思っているあなたへ!準備は案外早くから始まっていた
結婚適齢期までに結婚出来るように、二十代前半から婚活をしていた人にお話を聞いてみました。
二十代前半は、婚活サイトなどでもとても人気が出ていたそうです。けれど二十代後半になると、途端にチャンスが減っていったと言います。
ここで言えることは、結婚適齢期になってから慌てていると、素敵な人に出会うチャンスが減ってしまう可能性があることです。
結婚適齢期前から行動すれば、それだけ慌てず冷静に相手も見られます。
自分が結婚したい年齢になる前から行動をするのはちょっと難しい話ですけれど、将来結婚する気がもしもあるなら、少し早めに動き始めると、理想の年齢までに結婚出来るかもしれませんよ。
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