結婚生活を送るに当たって「お金」はとてもデリケートで重要な項目の1つ。結婚前の一番の不安要素に挙げる人もとても多いものです。
確かに生活に困るような思いはしたくないですよね。
その一方で「お金がなくても幸せ」というのもよく聞く話し。この違いってなんだと思いますか。
今回は、結婚前に確認しておくべき「お金」についての3項目をまとめてみました。
結婚生活を送る前に確認するべき「お金」にまつわる項目3選
お金の価値観や管理について考え方が似ていると、お金の喧嘩は起こりにくいもの。
「お金がなくても幸せ」はこんなところからきているのかも。
では実際にどんな点を確認したり、話し合えばいいのでしょうか。確認すべき項目を3つに絞ってお話しします。
- あなたは何派?自由に使えるお金の使い道
- お金の管理は誰がする?得意分野を活かしていこう
- 不要な心配吹っ飛ばせ!未来は誰にもわからない
あなたは何派?自由に使えるお金の使い道
「結婚したら自由に使えるお金がなくなった」と聞いたこと、ありませんか。
自由に使えるお金とは主に、交際費、外食費、被服費といった、趣味やお友達との飲食などに使うお金全般を指すことが多いようです。
逆を言えば、彼の収入もアテにできるのですが、ここが大切。
一人暮らしをしていた頃よりも、生活にゆとりがなくなる場合が多いのです。
なぜなら、急な出費も、交際費も被服費もあなたと彼の分がかかってくるから。
また今までは、ちょっと無理をして欲しいものを購入した分、昼食はカップラーメンだけで過ごすといったような予算の帳尻合わせも自分だけで気軽に行えなました。
ここで確認すべきは、絶対に減らしたくない項目と妥協できる項目。
これが似ていると、常にお金がないといった不安がなくなります。
ここが全く一緒でなくても、お互いに譲れるところの擦り合わせが出来れば、お金が足りない!という時も、気持ちよく節約できるようになります。
いい例としては、毎年2人で海外旅行に行きたいから外食は月1回に抑えるなどがあります。
2人の楽しみのためなら、外食を月に1回しか出来ないのではなく、月に1回の外食を楽しむという思考に変換できますよね。
あなたと彼はいかがですか。
もし「どれもこれも削れない!」という彼ならば、そして本当にそんなタイプならば、結婚してからもお金の不安が付きまとう可能性が高くなりますので注意しましょう。
お金の管理は誰がする?得意分野を活かしていこう
お金の管理と聞くと、どんなイメージがありますか。管理する人が予算を決め、後はお小遣い制で、というイメージが強いのではないでしょうか。
一般的に結婚生活でのお金の管理は3パターンに分けられます。それぞれ向き不向きや、利点がありますので、見てみましょう。
- 妻が管理する
- 夫が管理する
- それぞれが管理する
この上で、あなたと彼に合った方法を選んでおくといいでしょう。
妻が管理する場合
夫の収入も妻が握り、そこからやりくり、貯金、お小遣いの捻出をします。
一般的に男性はお金に関して長期的思考をするのが苦手な生き物。
だから貯蓄をコツコツとするよりも、手元にあるお金を目先の楽しみに使ってしまう事が多いのです。
細やかな節約なんかも女性の方が得意な事が多いですよね。
食事の支度など、どうしても女性に負担がかかりがち。その為、妻が管理の場合は、食費などの帳尻合わせがしやすいのが利点。
コツコツ貯めるのが得意、予算内のやりくりが楽しめる女性、また逆にそれが不得意な男性夫婦に向いているやり方がこれになります。
夫が管理する
夫が自分の収入を管理し、食費などの必要経費を妻に渡すパターンになります。
また資産を投資に回すなど、ゲーム感覚で増やしたりするのが得意な男性も多いもの。
資産管理をしっかりしたい男性はこのパターンを選ぶ傾向が高いようです。
女性にとっては、先を考えてあれこれ悩まなくても良いのが利点。細かな予算のやりくりが好きでない女性、また数字に強く無駄遣いをしにくい男性夫婦に向いているやり方がこれになります。
それぞれが管理する
予め決めた予算をお互いに出し合って、それ以外の部分はそれぞれが管理するのがこのパターンになります。
お互いにそれなりの収入があり、ロジカルに物を考えるのが得意な夫婦がこのパターンを選ぶ傾向が高いようです。
お小遣いや貯蓄、投資に対しての制限が2人ともないため、ストレスが少ないのが利点。
定期的にお互いの資産を提示し合う、予算を見直すなどが出来れば自立した関係を継続できる、いい選択になるでしょう。
男性に負けないような収入がある女性、自立した関係を大事にできる男性夫婦に向いているやり方がこれになります。
不要な心配吹っ飛ばせ!未来は誰にもわからない
上記2つは現実的な確認事項でした。最後は、気の持ちようと考え方についてです。
特に女性は、妊娠、出産、子育てで、思うように収入を得られない時期がやってきやすいものです。
そんな時でも新しい環境に合わせて、柔軟な考え方ができる気持ちの持ちようが大切です。
2人だけの時がお金の貯めどき、子どもが小学生の時が貯めどきとはよく聞きますが、その家庭毎、個々の状況によって、どれも当てはまらない事もあります。
大事なのは、2人の収入内で生活を納める事。その都度都度で、予算が変わるのもよくあること。あまり肩肘張らずに、流れに任せてやりくりを楽しんでみてください。
譲歩する場面の擦り合わせが成功の鍵
いかがでしたか。結婚生活とは他人とするもの。考え方や習慣が違うのは当たり前とはわかってはいるけれど、頭で思うのと心で感じることは違うもの。
だからこそお互いの譲れないところ、譲歩できるところの擦り合わせが一番大事ですよね。記事を参考に、パートナーと話し合ってみてはいかがでしょうか。
あなたの「お金」の不安がなくなりますように。
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