女性の場合は数え年の33歳で厄年ですが、神社でお祓いをしてもらったり、厄除けジュエリーを身につけて挑む人も多いのではないでしょうか。
厄年というのは、すべての人に平等に巡ってくるもので、回避することはできませんが、何事もなく終わるケースも多いのであまり心配する必要はありません。
ただし、恋愛や結婚、婚活などで壁にぶつかってしまうのでは?と恐れている人にとっては、ひとつの鬼門でもあります。
今回は、厄年の女性が不安を払拭するための運気コントロール術をご紹介します。
目次
厄年で最も気をつけるべきは健康
女性の場合、本厄は数え年で33歳(実際は32歳)で、その前後の年が前厄と後厄になり、実質3年間が厄年期間となります。
30代に突入し、一番女性に多いトラブルと言えば“健康トラブル”です。
もちろん何もなく健康なまま過ごせる女性もたくさんいますが、20代と30代では体力にも変化があり、加齢とともに病気のリスクも高くなります。
確実な対策は健康診断を受けること
厄年期間で最も確実な対策は、ズバリ“健康診断を受ける”ということです。
厄年だから病気になる、というわけではありませんが、大きな病気になる前に見つけることができたとしたら、むしろラッキーです。
運気に流されるままではなく、現実的なアプローチで対策していきましょう。
事件・事故・災害に注意する
厄年で、健康の次に不安なのは、事件や事故、災害などです。
もちろん普段から誰もが気をつけていますが、これらのことは“厄年だから”という理由で起こるわけではありません。
たまたま厄年だった人が事故に巻き込まれて「厄年だからかな」と言うケースはありますが、ほとんどの人は厄年とは全く無関係です。
人生の転機が多い年
事件事故、また健康問題というのは個人差がありますが、厄年の年齢の人には、結婚や出産、転職や独立などの人生の転機を迎えるケースがとても多いです。
後から振り返ってみて「厄年の3年間はとても大変だった」と感じる女性も多いですが、大変な時期を過ごすからこそ次のステージに上がることができる、と言えます。
厄年=悪い年ではなく、大きな転機が訪れた場合はチャンスの時期として捉え、がむしゃらに突き進むことが重要かもしれません。
ただし、忙しいからと言って自分を蔑ろにするのではなく、いつも以上に自分の体やメンタルを労わって過ごしましょう。
念の為にお祓いを受けておく
お正月の時期に、厄年の人が神社でお祓いを受けることがあります。
神社によっても違いますが、数千円の祈祷料を支払うことで厄除けの祈祷を受けることができます。
厄年というのは旧暦のお正月からスタートします。旧暦のお正月とは、現在の節分です。そのため、お正月の元旦、または節分の時期に合わせてお祓いを受ける人が多いです。
厄除けのお祓いを受ける時期
厄除けのお祓いは、希望したときにいつでも受けることができます。最寄りの神社に希望日時を予約しておくとスムーズでしょう。
そのため、お正月や節分の時期をうっかりスルーしてしまった人でも、仕事が休みの時にお払いしてもらうことができます。
厄年の人が必ずお祓いを受けなければならない、ということはありません。また、受けたから絶対安心だということもありません。
厄年だから気を付けよう、という自覚を持つために厄除けのお祓いを受ける人もいるので、普段から神社へ参拝することが多い人や、厄年が怖い人は受けておくといいでしょう。
厄年に結婚しても大丈夫?
厄年は縁起が悪いから結婚を先送りにしよう、という人はあまりいません。むしろ、厄年期間に結婚する女性は多く、厄年に結婚したからと言って後に何か起こるということはありません。
もちろん婚活しても大丈夫
婚活や恋愛に関しても同じです。
また、厄年に出会った彼とはうまくいかないのでは、と心配する方もいらっしゃいますが、厄年に出会って結婚し、幸せになっている女性がたくさんいるのでご安心ください。
厄年の恋愛運が下がる理由
中には「厄年だから恋愛運が下がっている」という実感のある女性もいるでしょう。これには理由があります。
ひとつは「厄年だから」と自分の行動を制限している場合です。
また「厄年だからきっと不幸になる」と思い込み過ぎている人は、自分で不幸の連鎖を引き起こしてしまいます。恋愛運を下げないためにも“厄年=不幸”という思い込みを捨てましょう。
厄除けグッズを身に着けよう
厄年と言えば、厄除けネックレスなどを身に付ける人も多いのではないでしょうか。では、厄除けグッズを手にして、運気を向上させるためにはどうしたらいいのでしょうか。
厄除け効果のあるグッズとは?
厄年の厄除け効果があるグッズとして有名なのは、やはりパワーストーンです。
ネックレスやブレスレットなどに加工したものをプレゼントされることもあるでしょう。また、厄除けとして神社で授かることもできます。
ほかにも、一般的に“長いもの”(ベルトやストール、マフラーなど)や“ウロコ模様のもの”(財布など)は厄除け効果があるとされている縁起物なので、プレゼントしてもらったり、自分で購入するなどして身につけておきましょう。
前厄や後厄について
厄年には、本厄のほかに、その前後の年が前厄・後厄と言われており、実質3年間の厄年期間があります。
つまり、数え年で33歳が本厄ということは、32歳(31歳)~34歳(33歳)が厄年期間となります。
前厄と後厄も要注意?
前厄と後厄は、その名のとおり本厄の前後の年なのですが、ずっと厄年が3年間続く、というわけではありません。前厄は「来年厄年だから慎重に過ごしてね」という意味で、後厄は「厄年は終わったけど慎重に過ごしてね」という意味です。
恋愛運に関しては、前厄と後厄の場合、本厄ほど心配する必要はありません。ただ、心配な場合は厄除けジュエリーなどを身につけておきましょう。
ほかの占いもチェックしてみよう
厄年は運気が低迷する、と思っている人は、ほかの占いもチェックした方がいいでしょう。厄年は、その年に数えで33歳の女性(本厄は33歳だが、19歳、37歳女性も厄年)がみんな厄年です。
そのため同級生の中で「あの人は良いことがあったのに、どうして私だけ良いことがないの?」という不公平感を覚えることもあるでしょう。
西洋占星術の厄年は29歳
西洋占星術にも似たような時期があります。それがサターンリターン(土星回帰)と言われる現象です。
西洋占星術で使用するホロスコープ上で、生まれた日の土星の位置に、約29年ほどかけて土星が再び帰ってくることを指します。
ただし、この時期に起こる困難は“乗り越えなければならない必要不可欠な課題”であって、乗り越えることで大きく成長できます。
このように、恋愛や仕事でうまくいかないといった運気の低迷を感じた場合は、ほかの占いで調べてみると意味がある場合があるので「厄年だから」だけで片付けてしまわないようにしましょう。
厄年は根拠がない?
そもそも厄年とは何なのでしょうか。
厄年と言えば悪いイメージのある言葉ですが、災厄や災難が降りかかりやすい年齢とは言われているものの、仏教や神道の流れがあるものというわけではなく、由来も曖昧なものということです。
いわゆる昔からある“おまじない”や“昔の文化”という形で現代に残っているものなので、深く思い悩む必要はなく、いつも通りに健康で明るく過ごすことが一番大事です。
厄年=不幸ではないから大丈夫
厄年に突入することを憂鬱に感じたり、必要以上に怯える人がいますが、実際には何事もなく過ごしている人が大半なので、全ての人の運気が低迷するわけではありません。
厄年だから不幸になる、ということはないので安心して過ごしましょう。
納得しながら歳を重ねていくためにも、目の前に現れた課題をひとつずつ丁寧にクリアしていくことに集中しましょう。
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