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結婚指輪と婚約指輪の違い。指輪はしっかり選んだ方がいい理由とは

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結婚するにあたって多くのカップルが用意をする婚約指輪や結婚指輪。

ですが、

  • 夫婦がつける指輪なんだから、どちらも同じ意味じゃないの?
  • わざわざ指輪を2種類用意する意味はあるの?

そう思う方も少なくないと思います。

しかし、婚約指輪と結婚指輪はそれぞれつける意味合いが異なるのです。どんな指輪を選べばいいのか、購入の前に婚約者と一緒に確認しておきましょう。


どうせならいい指輪をもらいたいですよね!

「指輪なんて愛があればどんなものでも構わない!」そんなふうに思っていませんか?

その考えは「JamesAllen.com」が制作した婚約指輪ショップのCMを見れば、「あ、やっぱり良いものにしてほしいかも。」と思うかもしれませんよ。

このCMは、男性がプロポーズをするシーンから始まります。

主人公の彼女の薬指に輝くダイヤモンドのリング。しかし、プロポーズを受けたことを知らせると、主人公の友人や両親・さらにはご近所の猫ちゃんまでがみんながその指輪に注目するのです。

さらにはSNSで「プロポーズされたわ!」と指輪を写真に上げることによって、以前付き合っていた元カレの目にまで止まることに。

これから一生付き合っていく結婚指輪。

この動画を見れば、婚約指輪に全く興味がない女性も「あまりにもダサいのはヤバイ。」と思うのではないでしょうか。

知っておきたい婚約指輪と結婚指輪の違い

それでは、本題に入りましょう。

婚約指輪と結婚指輪は、同じ指輪でも、込められた意味が異なっています。それぞれの役割を見てみましょう。

婚約指輪とは

婚約指輪とは、男性が女性に対して結婚の約束=婚約をするときに渡す指輪です。

受け取った女性は、実際に結婚をするまでの間、それを左手の薬指につけます。

婚約指輪は古くから、女性の心を繋ぎ止めるといった意味のほか、女性が結婚まで無垢を貫くことの証であるという意味を込めて送られてきました。

ダイヤモンドが選ばれることが多いのは、ダイヤは最も硬い鉱石とされていることから、“永遠の絆”を示すと言われているからです。

結婚指輪とは

一方、結婚指輪は、結婚を誓い合った男女であることの証明として、夫と妻の2人がそれぞれつける指輪です。

男女ともに、結婚をしてからそれ以降、それを左手の薬指につけます。

婚約指輪が男性から女性に贈られるのに対して、結婚指輪は、夫婦が資金を合わせて購入するといったケースも珍しくありません。

基本的に外すことなく毎日身に着けるものですので、日常生活の邪魔にならないシンプルなものが選ばれやすい傾向にあります。

どうして両方とも左手の薬指につけるのか

古代ローマの時代より、左手の薬指には心臓に繋がる太い血管があるとされていました。

加えて、心臓は心そのものであるという考え方から、愛情を表す指として左手の薬指に指輪をつけるようになったそうです。

結婚指輪はリーズナブル?それぞれの予算の差

指輪を選ぶ際、デザインやブランドよりも、どのくらいの値段の指輪がいいのかを重視して悩んでいる人は、相場を目安とした購入を考えてみてはいかがでしょう?

婚約指輪の相場

婚約指輪の金額について、“給料3か月分”というフレーズを聞いたことがあるのではないでしょうか?

広く知れ渡ったフレーズではありますが、これはジュエリー会社が広告のために考え出したキャッチコピーであり、実際の相場とは異なります。

最も購入の割合が多いのは10~20万円となっており、これが相場と言ってもよいでしょう。

中には60万円以上の指輪を購入する人たちもいますが、愛情は値段ではありませんので、男性またはカップルの予算内で気に入ったものを選ぶのがよいでしょう。

結婚指輪の相場

結婚指輪で最も多い購入金額は10~20万円となっており、一見婚約指輪と同じように感じますが、こちらはペアでの値段です。

1人あたりに換算すると5万円程となりますので、婚約指輪よりはリーズナブルな相場となっています。

結婚式やハネムーンにお金を使う分、結婚指輪は低価格なものを選ぶカップルが多いようです。

結婚後でも婚約指輪を身に着けてもいいの?

実際に結婚をしたあとは、男女ともに結婚指輪をつけることとなりますので、女性はそれまでつけていた婚約指輪を外すことになります。

それ以降、“婚約指輪はしまいっぱなしで、たまに見る程度“といった女性が多くいます。ですが、折角の素敵な婚約指輪の出番が婚約期間中のみというのは、やや寂しいですよね。

では、結婚後はどういったタイミングで婚約指輪をつければよいのでしょうか?

結婚後も冠婚の場などでつけられる

婚約指輪は、家族や友人の結婚式や、子供が生まれたあとであれば入学式・卒業式など、祝い事の席で身に着けることができます。

華やかさを演出でき、かつファッションリングではなく形式的な指輪ですので、フォーマルな場でも浮くことがありません。

なお、葬祭の場では、華美な装飾品はNGとされていますので、石が派手であったり、カジュアルなデザインの婚約指輪である場合は、身に着けていかないようにしましょう。

夫とのデートでつける人も

また、フォーマルな場だけではなく、夫と外出をする際につけていく人もいます。

コンサートやレストランでのディナーなど、ドレッシーな格好をする際に、それに合わせてつけているそうです。

夫婦円満な様子を体現することができますし、あげた夫としても嬉しい気持ちになりますので、たまに気分転換としてつけてみるのもよいでしょう。

男性用の婚約指輪はあるの?

いくら男性から女性にプロポーズを申し込むといっても、婚約は2人の気持ちがあってこそ行われるものです。

果たして男性用の婚約の証はないものなのでしょうか?

婚約指輪は女の人がつけるもの

歴史的に見ても、婚約指輪というのは男性から女性へ贈り、女性のみが身に着けるものとされています。

そういった慣習は現代でも引き継がれており、基本的に婚約の証は女性のみが所持している状態となっています。 

意外と知らない?“半返し”とは

婚約指輪という形ではありませんが、女性が男性に対し、婚約指輪のお礼として、婚約指輪の値段の半分相当の記念の品を贈る“半返し”という行為があります。

半返しで贈られるのは、主にスーツや時計、財布など、男性が普段から使用できる品物であることが多いです。

また、男性が音楽好きである場合はギター、サイクリング好きなら自転車など、趣味に合わせた贈り物をするのもOKです。

自分だけ高価なものをもらうのは気が引けてしまう女性や、折角だから何か形に残るものを婚約の際に渡したいと思う女性は、半返しをしてみるとよいかもしれません。

指輪のデザインはどんなものがあるの?名称や装飾の種類

  • 男性にとっても女性にとっても一大イベントであるプロポーズや、それからの生活における特別な日につける婚約指輪
  • 夫婦で過ごす時間といつも共にある結婚指輪

それぞれはその用途の差により、選ばれやすいデザインも異なります。

自分たちカップルの趣向や生活スタイルに合わせて、一番フィットするものを選びましょう。

ソリティア

ソリティア35251

ダイヤモンドを一粒、リングの中央に配置したスタンダードかつシンプルなデザインです。指輪をデフォルメしたイラストなどでもよく見かけますね。

ソリティアは立爪のものとそうでないものがあり、立爪はダイヤの存在感が出るためより一層華やかな印象です。

衣服への引っ掛かりなどを気にする人は立爪でないものを選ぶとよいでしょう。

メレ

メレ35252

メインとなるダイヤをセンターストーンとしてリングの中央に配置し、その周りにセンターストーンとなる小粒のダイヤ=メレダイヤをつけたものを指します。

センターストーンの数や配置は様々で、中にはダイヤ以外の色石を用いる場合もあり、デザインに多様性を出すことができます。

パヴェ

パヴェ35253

フランス語で“敷石”を意味するパヴェは、その名の通り、リングのアーム部分にメレダイヤが敷き詰められています。

凹凸が少ないデザインため衣服に引っかかりにくいのが特徴で、使いやすさにに加え、どの角度からみてもキラキラと輝く指輪は、手元を一層華やかに彩ります。

エタニティ

エタニティ35254

エタニティとは“永遠”を意味し、リング全体を取り囲むように、同サイズのダイヤが並べられているのが特徴です。

リングをぐるっと1周してダイヤをつけた“フルエタニティリング”と、リングの半周のみにダイヤをつけた“ハーフエタニティリング”とがあります。

フルエタニティリングはダイヤの数が多いのでより煌びやかで、ハーフエタニティは手のひら側に石がないことより引っかかりが少ないのが魅力です。

結婚指輪に使いやすい基本的なデザイン

結婚指輪として使いやすい基本的なデザインを見ていきましょう。

表側にデザインを施したもの

リングのデザイン35255

リングの表側にデザインを施すため、装飾によって印象が大きく変わります。

デザインの施し方は様々で、リング本体をプラチナで作り、一部分にゴールドなどの別素材を入れたりしたデザインも出回っています。

また、婚約指輪と同様、小さなダイヤや誕生石などを埋め込んだデザインもあり、それぞれに個性が出ます。

裏側にデザインを施したもの

リングのデザイン35256

目立つ装飾はちょっと…という方に向いているのが、裏側にデザインを施したリングです。

誕生石やカラーダイヤなどで遊び心を加えたり、メッセージを彫ったりすることができます。

表向きはシンプルな結婚指輪に見えるため、男性でも気兼ねなく普段使いすることができるのが特徴です。

彫刻を施したもの

リングの彫刻35257

蔦模様やトライバルなどの彫刻をリング全体へ施したデザインは、他のものに比べややカジュアルなイメージになります。

そのため、ファッションリング感覚でつけることができ、石などのキラキラした装飾が苦手な方にもおすすめできる個性的なリングです。

幅の広さで個性を演出するのも◎

個性的なリング35258

その人のファッションや指の形に合わせて、リングの幅の広さを変えるだけでも味が出ます。

男性がつける方のリングの幅を、女性のものより少し広くして変化をつける場合が多いです。

幅で違いを出すだけであれば、男女ともに同じデザインのものをつけられるため、よりペアで使っている感覚を持つことができます。

重ね付けできるデザインも人気

重ね付けリング35259

基本的に、結婚後は結婚指輪をつけっぱなしにします。

いざ婚約指輪を結婚指輪と一緒に使うときに、デザインがちぐはぐにならないよう、セットリングも多数販売されています。

セットリングではなく違うブランドのリング同士を組み合わせる人もいますが、その際は、ストレートタイプの婚約指輪なら同じくストレートタイプの結婚指輪といった夫婦、リングの形がぴったりと合うようにチョイスするのがベターです。

さりげない装飾がしたいならミルグレインを

ミルグレイン3525110
石も彫刻も施したくないといったシンプル志向のカップルに向いているのが、ミルグレインという技法による装飾です。

ミルグレインとは、リングの地金に対して細かい粒を打刻していく技法のことを指します。

細かい粒が規則正しく並ぶことにより、さりげないアクセントが加えられ、リングそのものの美しいラインが引き立ちます。

また、ミルグレインはラテン語で“千の粒”という意味があり、それを指輪に打ち込むことで、“絆が永遠に続く”“子孫繁栄”といった想いが込められています。

日常も特別な日も指元を華やかにしてくれる指輪

いかがでしたでしょうか?

婚約指輪と結婚指輪には、それぞれに絆を深める大事な役割や意味があります。

昨今、結婚指輪のみを購入するカップルも増えていますが、両方揃えて、それぞれの違いを楽しむのも1つの楽しみ方かもしれません。

愛を誓い合った証として、気持ちを込めて身につけましょう!

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