失恋したい、と思って恋愛している女性っていないですよね。
でも、結果的に失恋してしまい、それが大きな傷となり、新しい恋愛への第一歩が踏み出せない女性も多いのではないでしょうか。
失恋は大きな痛手になり、直後は悲しくて悲しくて、心に大きな穴が開いたようになってしまいます。
失恋したからこそ気付けたこと、痛手を乗り越えたこと、私の失恋体験をお話しします。
目次
自分史上最高のイケメン登場!奇跡の一目ぼれの相手は既婚者だった!
既婚者との恋愛、それを世の中では不倫と呼び、許されないことですが、不倫をしている当事者にはそんな罪の意識は薄いものなのです。
お花見でお酒も入り、気分よく盛り上がっていると、いつの間にか見知らぬグループがひとつになり、大人数で宴会となることもあります。
「なんの会社なの?」それが、かつのりの第一声。
恐ろしいほどのイケメンに一瞬で恋に落ちたのです。
妻がいるなんて疑いもしなかった
後日、2人で食事に行った先は、都内青山のとってもオシャレなレストラン。
こんなオシャレなとこ来たことない、と心のなかでドキドキ。彼の会話もオシャレ感が漂い会話が盛り上がります。
その後も週に2~3回会うようになり、1か月後には私の家で半同棲状態。
毎日がキラキラして、「私は世界で一番幸せ。こんな完璧な人は彼以外この世にいない」とウキウキして過ごしていたのです。
このときは、まさか彼が結婚しているなん想像もしていませんでした。
不倫を罪だと思わない彼
なんとなくおかしい。
付き合っていると何というわけではなく、なんとなくおかしいと気付くことがあります。
「奥さんがいる。もう関係は終わってるけど、一緒に暮らしている」
人間って、あまりのショックや衝撃があるとその瞬間に動きがストップモーションとなり、頭は真っ白になるんだとこのとき学びました。
奥さんがいる、と言われてもどこか他人ごとのようで、何も考えられない状態。
悲しいとか、怒りとか、そういった感情も湧いてきませんでした。
「奥さんがいても関係ないから。今好きなのはお前だから。それでいいんじゃないの」
お互いに不倫しているという実感も罪悪感もないまま、その関係は続いていきました。
奥さんの元へ帰った彼、好きな気持ちを消化できずに泣いて過ごす毎日
奥さんがいても関係ない、彼が好きなのは私なんだ、と彼を信じていながらも、やっぱり耐えられなくなる時があります。
奥さんと別れて、と言ってはいけないとわかっていましたが、泣きながら「奥さんと離婚してよ」と言うことが増えていったのです。
別れは突然やってきた
泣いて、叫んで、奥さんと離婚をしてくれと迫る私に、彼はいつも無言でした。困ったような、怒ったような顔で視線をそらすばかりで、明確な答えはありません。
そして、ついに別れのときがやってきました。
彼は私のもとから去っていき、奥さんのもとに帰っていったのでした。
別れよう、の一言もなく消えてしまった彼。
つい先日まで一緒にいたのに、一人取り残され、失意のどん底に落とされたのです。
毎日毎日泣いて泣いて。こんなに泣けるのかと思うほど泣いて、会社も数日欠席してしまい、食事もとれないため、体重が一気に落ちていきました。
不倫は純愛なんかじゃない
彼が結婚していても、お互いに好きだったらそれでいい、不倫は純愛なんだと思っていましたが、不倫は純愛ではありません。
奥さんを傷つけ、自分勝手な行動。感情に身を任せる不倫は、やはり許されないことなのです。
その半年間は、電話が鳴ることを待ち、飲み会の誘いも断り、帰ってこない彼を待っていたのですが、その時間に、不倫について、失恋についてたくさんのことを考え、学ぶことができたと思っています。
彼がくれた幸せな時間、出会ったことに感謝して前を向いていこう!
奥さんがいたことを隠し、その後も不倫関係を続け、突然いなくなった彼を恨んだこともありますが、付き合っていたときは幸せだったし、恋愛に突っ走ることを教えてくれたのは彼です。
失恋から立ち直るまでは半年かかりましたが、そのなかで自分自身を振り返り、同じ失敗はしない自信もついたのです。
彼と出会ってよかった、幸せにしてくれてありがとう。
一緒にいた時間は楽しかったのだから、その思い出は大切に、出会ったことに感謝して生きていけば、必ず次の幸せを掴めるのではないでしょうか。
彼はその後離婚し、現在は再婚して3児の父親。
家庭をもった私達は、今ではいい友人。
もう二度と恋愛関係にはなりませんが、いろいろあったからこそ許し合え、いい関係が築けていると思います。
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