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知っておくべき食文化の違い!国際恋愛で避けられない食について

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外国人の恋人とお付き合いした時に、避けて通れない壁が2つあります。1つは言語、2つ目は食文化の違いです。

よく食文化の違いと一言でいいますが、実は一言では片づけられないほど深刻な問題なのです。

今回は、国際恋愛で避けて通れない食文化の違いやその乗り越え方についてご紹介します。

食=宗教は直結している!国際恋愛では避けて通れない問題

日本で生活しているとあまり感じることはありませんが、海外に行くと人々の生活が宗教と密接していることに気づかされます。

世界で最も多いのがキリスト教、次いでイスラム教、ヒンドゥー教、仏教、ユダヤ教などの宗教が存在します。

そして、その宗教は食とも深い関係があります。

イスラム教の食文化

世界の人口の1/3はイスラム教徒といわれています。

日本人にとってイスラム教徒はあまりなじみがないように思いますが、インドネシア、パキスタン、インド、バングラデシュ、エジプト、ナイジェリア、イラン、トルコ、アルジェリア、モロッコなどではイスラム教の割合がとても高いのです。

それらの国の人たちは世界中に移住したりしているので、イスラム教徒が主流の国ではなくてもイスラム教徒の人に会う確率はかなり高いです。

イスラム教徒は、豚肉を食べてはいけない、お酒を飲んではいけないという戒律があります。

他にも豚だけでなく犬やトラなども禁止されていて、それ以外の肉であっても殺し方が正規の手順に従ったものでなければ食べてはいけなかったり、コーランの戒律に則って処理された肉、清められた食品はハラルフードと呼ばれ、ハラルフードであれば口にしていいといわれています。

もし信仰深いイスラム教徒の人と付き合うのであれば、食にはかなり気を遣うことになるでしょう。

海外で、特にイスラム教徒が多く住んでいる国では、イスラム教徒向けのレストランや食料品店が多数ありますが、日本で外食するとなるとかなり大変かもしれません。

ヒンドゥー教の食文化

インドやネパールに多いのがヒンドゥー教です。

ヒンドゥー教は牛肉を食べません。

そして、殺生を避けるためにベジタリアンもとても多いです。卵類は生命の源と考えられているため食用にしない人もいるので、ビーガンとまではいかなくてもビーガンに近い人が多いかもしれません。

インド人やネパール人は日本にもたくさんいますし、特にインド人は世界中に移住しているので出会う可能性がとても高いです。

ヒンドゥー教の人と付き合うときは、その人の信仰度がどのくらいなのかをよく聞きましょう。

というのも、インドやネパールに住んでいるヒンドゥー教徒でも、旅行などで海外に行くと牛肉を食べたりお酒を飲んだりする場合もあるからです。

ユダヤ教の食文化

イスラエルやアメリカには多くのユダヤ教がいます。

ユダヤ教の食事の決まりはコーシェルと呼ばれており、食べていい物と食べてはいけない物が細かく決まっています。

まず食べてはいけない物は、豚肉、エビやカキ、タコ、イカです。牛肉はいいのですが血の滴るビーフステーキはNG、などの決まりがあります。

また、ユダヤ教の人と結婚するのであればユダヤ教に改宗する必要があります。

海外ドラマ、セックス・アンド・ザ・シティでシャーロットがユダヤ教に改宗して結婚したということもあり、日本人女性には馴染みがあるかもしれません。

しかし、改宗し結婚をした後は戒律を守るか守らないかは本人次第なので、そこまでストイックにしなくてもいいそうです。

親しくなった外国人がユダヤ教だった場合、結婚を視野に入れるのであれば改宗などを含めて色いろ話し合わないといけないかもしれませんね。

海外には菜食主義者もたくさんいる!どこまで彼を受け入れられる?

宗教上の理由からではない、ベジタリアンやビーガン、最近では魚を食べるベジタリアンであるペスカトリアンになる人が世界中で急増しています。

海外では特にアメリカ、ヨーロッパを始めベジタリアンの人が増えています。

ベジタリアン

ベジタリアンはお肉や魚介類を食べない人のことで、日本でもベジタリアンという言葉に馴染みはあります。

海外では宗教上、健康上の理由からベジタリアンの人がとても多いので、ベジタリアン向けのレストランやベジタリアンオプションを用意している飲食店がとても多いです。

しかし、日本では料理でダシを取ることが多いので、ベジタリアンの人向けのレストランはまだまだ少ないのが現状です。

日本のレストランはベジタリアンオプションを用意しているお店はまだまだ少なく、例えばパスタのベーコントッピングを外してほしいとリクエストしたとしても対応できないとマニュアル通りに断られることもしばしば。

日本はベジタリアンに最も優しくない国と言っても過言ではないでしょう。

海外でベジタリアンの人と付き合うのは難しくありませんが、日本でベジタリアンの外国人と付き合うとなると少し苦労するのを覚悟しておいてください。

ビーガン

ベジタリアンとは様々なタイプの菜食主義者の総称ですが、ビーガンは卵や乳製品を含む動物食品をいっさい口にしない完全菜食主義者のことをさします。

さらに、食だけに限らず身の回りのものからできるだけ動物由来のものを避けることで動物の命を尊重するエシカル・ビーガンの人たちも多く存在します。

海外で、特にアメリカでは最近ビーガン人口が6倍に増え、その人口の半数が35歳未満といわれています。

日本ではビーガンという言葉はまだポピュラーではありませんが、海外ではビーガンレストランやレストランでのビーガンオプションが導入されています。

ビーガンの外国人と付き合うと、一緒にお肉や魚を食べて美味しいねと言ったりすることができなかったり、両親や親せきたちの集まりで同じものが食べれなくて冷たい目で見られることがあるかもしれないということを覚悟しておいたほうがいいかもしれません。

特に日本の年配の方はベジタリアンやビーガンに対しての理解がなかったり、肉は身体いいと思っている人が圧倒的に多いからです。

ペスカトリアン

ペスカトリアンという言葉を聞いたことはありますか?

これは、お肉は食べないけど魚介類は食べる人のことで、近年ペスカトリアン人口は増加傾向にあります。

ベジタリアンやビーガンだと日本人にはキツイと感じるかもしれませんが、魚介類はOKというペスカトリアンは日本人でもできそうですよね。

ベジタリアンやビーガンだと魚のダシを使った料理もNGだったりするので、ペスカトリアンだと一気に口にできるものが増えてきます。

日本でペスカトリアンの外国人と付き合うのは、ベジタリアンやビーガンに比べたら簡単かもしれません。

ベジタリアンやビーガンの人は日本のお寿司を食べれませんが、ペスカトリアンの人なら食べれるので一緒に日本の食事を存分に楽しむことができます。

彼との食文化の違いに気づいたら!理解することから始めよう

日本、海外で出会い親しい仲になった外国人が宗教上の理由で食べれない物があったり、ベジタリアンやビーガン、ペスカトリアンだったとしたら、まず理解することから始めましょう。

食は命と直結しています。それくらい食は大切なものです。

お互い歩み寄る

日本人の感覚からすると、宗教上の理由で食べれない物があることやベジタリアンやビーガンで食制限があることが理解できないと思う人もいるかもしれません。

しかし、まずは相手の食に対する全てを聞き、理解してあげましょう。そして、パートナーである自分にはどうしてほしいのかを相手に聞いてみましょう。

もし、信仰深い人と真剣に結婚を考えていて、結婚するには改宗が必要なのであればゆくゆくはその宗教の決まりに従った食生活を送ることになります。

他にも、ビーガンの人と付き合っていくのであれば自分もビーガンになってほしいのか、食品だけでなくエシカル・ビーガンになってほしいのか、など細かいことも話し合ってみるといいでしょう。

ちなみに、海外では洗剤やシャンプーもビーガンのものが対応されています。エシカル・ビーガンは海外で生活する分には全く支障ありません。

それらを踏まえたうえで、話し合い、お互い歩みよっていきましょう。

壁を乗り越えるには時間がかかるかも

国際恋愛には2つの壁があるといいました。

1つは言語、2つ目が食文化の違い。

この二つを乗り越えるには相当な時間がかかりますが、乗り越えた先には深い絆と信頼関係が築かれていることでしょう。

国際恋愛で食文化の違いにカルチャーショックを受けたり、どうしても納得できないことがあれば、同じように国際恋愛をしている人のブログを読んでみるのもおすすめです。

国際恋愛はキラキラしてるイメージですが、実際は大変なこともたくさんあります。

ですがなかなかできない経験なので、その苦労も全部ひっくるめて楽しめるようになると最高ですね。

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