運命の出会いって信じていますか?本当にあると思っていますか?
運命の出会いなんて信じていなかった私は、彼に出会った瞬間、運命という言葉を信じずにはいられませんでした。
それほどの衝撃を受けた出会い。彼の笑顔は今でも、私の脳裏に焼きついているのです。
目次
白馬に乗った王子様が突然現れた!運命の出会いを信じた瞬間!
「君たち、日本人?」流暢な英語が聞こえてきました。
この旅行がこれほどまでの運命の旅行になるなんて思ってもいなかったのです。
彼以外は何もみえない
「そうだけど、あなたはどこから来たの?」と答えながらビーチベットから起き上がった瞬間、私の前の王子様に出会いました。
ドロップ型のサングラスをはずしながら微笑む彼。素晴らしい肉体美。
- 「僕たちは韓国から来たんだ。僕たち男2人で来てるんだけど、今晩よかったら一緒に食事に行かない?」
出会った瞬間から彼のことが頭から離れず、一緒に来ている友人との会話もままならない状態。早く夕方になれ、と心のなかで祈っていたのです。
超ボンボンのおぼっちゃま
彼らが予約をしてくれたレストラン。彼は韓国の大学を卒業後、アメリカに留学し、帰国後に父親の会社で働き、英語はネイティブ並です。
若い彼に経済力があるわけはなく、要するにお金持ちのおぼっちゃま。
話し方や表情からもおぼっちゃま感が漂っています。
そして、今まで出会った誰よりもイケメン、185センチの長身に、兵役とジム通いで鍛えられた肉体。恋に落ちないわけはありません。
そして、誘われるがままベットイン。それから帰国するまでの間、2人だけの時間を過ごしました。
リゾートの恋では終わらなかった!国際恋愛の苦難を体験する
- 「絶対連絡するから待ってて。すぐに会いにいくから」
たった3泊4日の海外旅行、たまたま同じホテルに宿泊していただけ。
私にとっても彼にとってもリゾートの一瞬の恋。ちょっとベットインしただけ。
もう終わりなんだな、夏のいい思い出にしよう、そう思っていたのです。
彼からの電話で恋の炎が燃え上がった
帰国して1週間、いつもと同じように仕事をし、忙しい日々をすごしていた夜、かかってきた1本の電話。
- 「ハロー、○○ちゃん?僕□□だよ!」
なんと彼は本当に電話してきてくれたのです。
土曜日でも日曜日でも、どんなときでも必ず電話をしてくれたのです。
そして、1か月後、彼は日本に来てくれました。
会えない辛さ、真意が伝わらないもどかしさ
それからの1年半、私も何回か韓国に行き、彼との愛を深めていきました。
なんでわかってくれないの、そんなことを繰り返していましたが、それでも彼と私の気持ちは離れることはありませんでした。
会えない寂しさ、伝えたいことが伝わらない切なさ。このときほど恋愛の大変さを味わったことはありません。
仕事で自分の夢をかなえたい!彼よりも仕事を選んだ私
彼と付き合っている頃、私に海外勤務の話が持ち上がりました。
それまでも海外を行ったり来たりしていたのですが、本格的に住むことになり、そうなるといままでのように彼の元に行くこともできません。
彼にその話をしても、文化も仕事に対する考え方も違い、喧嘩になるだけ。何回話してもダメでした。
彼とはもうやっていけない、自分の夢を追いかける、そう決心し、海外に飛び立ちました。
彼からの最後の電話
たまたま帰国したとき、会社にカタコトの日本語で私宛に電話がかかってきたのです。
電話を代わると、彼でした。
- 「本当に好きだったし結婚したかった、でも、仕事を一生懸命頑張る君も好き。出会えてよかったし、楽しかった。もう連絡しないから。幸せになってね。ありがとうだけ伝えたかった。」
それが彼との最後の会話。
私は会社にいたので、周りにはたくさんの人がいます。でも泣きました。会社で泣いてはいけないと思っていましたが、涙が止まりませんでした。
こんなにも彼のことが好きだったんだ、とわかりましたが、自分の選択したこと。決して後悔はしていません。
運命の出会いを信じて。恋は女の人生の必須要素!
私は今、日本人と結婚し子どももいて、幸せな暮らしをしています。
もちろん、運命の彼とのことを夫は知りませんし、一生話すこともありません。
彼も結婚し、元気で幸せでいてくれればいいな。別れてしまったけど、彼は私にとっての運命の人。セブ島での出会いが奇跡を起こしたのです。
だから、今でもいつか必ず彼に会えると信じています。
女性には夫や恋人には言わない恋があるもの。その経験が女性を美しく、強くするのだと思っています。
燃えるような恋は人生の無駄になることは絶対にありません。
傷ついても、深く落ち込んでも、恋に後悔なんてない。どんなことがあっても恋することをやめないで、恋することを恐れないで、たくさん恋していきましょう。
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