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- 私って同性が好きなのかも?同性への恋愛感情・気持ちの確かめ方
ふと、知り合いや友人の女性に対して「ドキッ」としてしまったり、友情以上の感情を感じてしまったりして「私はもしかして同性愛者なの?」と戸惑う女性は多く、心にモヤモヤを抱えている女性がいます。
はっきりと認識できれば納得もできますが、友情との区別がつかずに揺れ動いたまま、不確定な状態に悩んでいる女性も多いでしょう。
今回は「私ってもしかして同性に恋愛感情を抱いているの?」と戸惑った時、自分の気持ちの確かめ方や、女性同士の恋愛についてご紹介します。
決めつけなくていい
女性も男性も、とくに思春期の時期、周りにいる友人知人に対して恋愛感情を抱く機会が増えます。
性の目覚めとも言いますが、ここから人は本格的に恋愛を学んでいきます。
しかし、中には“体は女性だけど性自認は男性”であったり“体は女性だけど男女関係なく恋愛感情を覚える”という人がいるなど「肉体と性自認が合わない」と感じる人もいます。
男か女か二択じゃない
性別、と言えば「男か女か」と二択で考えがちですが、実はそうではありません。
LGBTに関しての運動が盛んですが、実際はLGBT意外にも様々な性自認があり、その分類の仕方については現在も賛否両論あります。
つまり「男か女か」というのはあくまで肉体の性別のことを指すだけであって、恋愛感情や性的指向に関しては、まだ未確認の分類も含めて無数にあると言っていいでしょう。
しかし昨今、男女は自分の好きな人と自由に恋愛できるようになり、同性愛者もカミングアウトする機会が増えました。
生物学上や戸籍上では男女という分類は行われますが、そもそも恋愛感情が芽生える、という素晴らしい体験に「男か女か」という二択は不要でしょう。
確定しない人もいる
人を好きになるのに理由なんていらない、というセリフがありますが、実際にそのとおりで、中には「男性も好きになるし、女性も好きになる、時と場合による」という人がいます。
一生のうち、恋愛対象がずっと男性でなければならない、ということはなく、また一度女性を好きになったからと言って今後ずっと女性を好きでなければならない、ということもありません。
そのため「たまたま今回だけ、出会った女性が魅力的すぎて、恋をしてしまった」ということもあります。
女性が女性に恋をすると「いけないことをしてしまっている」であるとか「もう二度ともとには戻れない禁断の扉を開けてしまった」と解釈する人もいますが、違います。
一生のうち、本気で誰かに恋をする機会は少ないです。その対象が誰であったとしても“自分はこんな人間だ”と決めつけず、誠実に向き合うことが大事です。
カミングアウトした方がいい?
「今まではっきりしなかったけど最近自分は女性が好きだと気づいた」という女性もいます。
好きな女性に対してキスやスキンシップをしたい、という欲求もあり、恋愛対象はいつも女性だと認識した場合です。
隠さなけれないけないということではなく、たとえば「私はお寿司の中でもイクラが好き」という場合、初対面の人にわざわざ「イクラが好きなんです!」とは告白しません。
必要に応じてカミングアウトしなければいけない場面もあるでしょうが、大きな声で公表しなくてもいいことです。
また先ほどもご紹介したとおり、性別は男女の他にLGBTがあり、さらに細かく分類できるので、まずは自分をよく知るところから始めてみましょう。
差別的な気持ち
「女性が女性を好きになるなんて信じられない」という人がいます。
また「親が反対するから」という理由で自分の感情を押し殺したり「友だちに嫌われる」ということで封印しているケースも多くあります。
このような、自分の中にある差別感情、周囲の差別感情とどのように向き合っていけばいいのでしょうか。
自分の中にある差別感情
「恋愛は男女でするものだ」と信じて疑わない人も多く、そのような人がいざ自分が当事者になると混乱します。
これは性差別に限らないのですが、たとえば「私は絶対に交通事故には遭わない」と信じていた人が交通事故に遭うと価値観が180度変わります。
最初は自分の常識を否定されるようで苦しいかもしれませんが「いろんな人がいていいんだ」と思えると、そこからは気持ちが楽になります。
周囲の差別感情
同性同士の恋愛を親は認めてくれないだろう、友達が認めてくれないだろう、所属する企業が認めてくれないだろう、世間が認めてくれないだろう、ということで気持ちを押し込めてしまう人もいます。
国際結婚を反対されるケースもありますし、年上や年下の人との恋愛を否定する人もいます。職業による差別や外見による差別も残っています。
世の中から差別を一掃することはできませんので、あとは上手に折り合いをつけながらうまく暮らしていく方法を探さなければいけません。
怖いのは、周囲に自分を合わせてばかりいて、自分の形がすっかりなくなってしまうことです。
誰かに嫌われることを恐れず、ある意味「自分は自分だ、誰に何を言われようと関係ない」と開き直ることも大事です。
女性同士のカップルとは
女性同士でカップルになる、とはどういうことなのか。具体的にイメージがわかないという人も多いでしょう。ここでは、女性同士で交際している人の体験談をご紹介します。
男女の恋愛と同じ
Hさんは現在、Aさんという女性のパートナーと暮らしています。
友人の紹介で知り合い、出会った当初からAさんは同性愛者であることを公表していました。
HさんもAさんも髪の毛が長くすらっと背の高い美人です。
どちらかが男役ということもなく、仲の良い女友達という感じに見えます。
男性ともお付き合いしたことのあるHさんにとっても、相手が女性だからといって何か大きな違いがあるわけではないようです。相手が女性だから、自分が女性だから、ということで、そこに生まれる恋愛感情に違いはないようです。
この気持ちどうすればいい?
では実際に「女性を好きになってしまったかも」というとき、自分の気持ちを確かめるにはどうしたらいいのでしょうか。
焦らずゆっくりと
恋愛感情のようなものか、もしくは友情なのか見分けが付かないとき、簡単にチェックすることができればいいのですが、人の心は複雑なので簡単にはわかりません。
決定するのは自分ですから、しっかり時間をかけて考えることが重要です。
もちろん、ただ時間をかけてそのまま年齢を重ねてしまうのではなく、あらゆるアプローチも忘れてはいけません。
たとえば「好きかどうか確認したいから、1回デートしてみない?」と提案する人もいます。
気持ちがはっきりしないときは、まずは男女であることはさておき、相手の女性を“人として見て魅力的か、お付き合いしてみたいか”という基準で焦らずゆっくり考えてみましょう。
また、自分の中に“性的な接触への欲求”があるかどうかも確認してみましょう。
思いを伝えてみる
男性女性関係なく、自分の思いを相手に伝えるためには告白してみなければなりません。リスクはもちろんあります。
公にしていない同性同士のカップルは多く、身近にもカミングアウトしていないだけで同性愛指向の人は多いです。
自分のパートナーを見つけるためには「自分だけが特別変わっているから我慢しよう」ではなく、どんどん好きな人にアタックしていきましょう。
“同性愛と異性愛”では何が違うのか
同性愛と異性愛は何が違うのか。
- 異性が好き
- どちらも好きになることがある
- どちらでもなく別の対象を好きになる
など、恋愛対象は人によって様々で、それを否定していては前に進めません。まずは今自分に起こった感情を大事にしましょう。
誰かを好きになる、愛するという気持ちはとても素晴らしい感情です。湧き上がった感情を否定せず、すべて肯定するところからはじめてみましょう。
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