結婚は愛が高まってするもの、これは大前提と言えるでしょう。
法律上認められ、お互いの同意がある前提なら、結婚はできるのです。高校生の結婚について、リアルな声をもとに検証してみました。
目次
高校生でも年齢に達していれば結婚することはできる!
一般的に男性が18歳、女性が16歳から結婚することができます。
中にはデキ婚という高校生もいたり、男性側が成人していて女性が16歳を迎えたばかりという婚約もあるようです。
理想的な結婚までのプロセスは、婚約→同意(周囲含め)→結婚→妊娠という流れです。
ですが、今後女性の年齢も18歳からとなるようで、高校生同士の結婚は今のうちしか叶わないものとなりそうです。
高校生同士の結婚はアリか?実際に結婚した人に聞いたところ
高校生で結婚を調べてみると、男性だけが高校生というケースが1割、女性だけが7割、男女ともに高校生というのが残り2割となっています。
女性が高校生というケースが多いのは、結婚後の経済状況によるところが大きくなっています。
全てのケースで、妊娠していたかどうかを見ると、全体の8割が妊娠していたという結果でした。
社会一般的に見ても、現在では成人未満同士の結婚が少ないため、さらに高校生となると結婚するには、相応の理由が必要なようです。
その後うまくいったのか?これが一番気になるところです。
離婚率を見ると、男女の片方、若しくは両方が高校生のときに結婚した夫婦は、離婚率1~2割となっています。
成人同士が結婚した夫婦の離婚率は、4割弱と言われていますので、非常に少ないと言える結果でした。
やはり「それほどの大恋愛を経て」結婚したのですから、その後の夫婦関係も大きな絆が生まれるのです。
女性が16歳で結婚できるのは今だけ、今後は18歳からになる予定
早ければ2021年には法律が改正され、男女ともに結婚できる年齢は18歳となる見込みです。
当然ですが、高校生同士の結婚も減る見込みです。留年などしないとして、高校卒業までかかる時間は最大で18歳と3ヶ月です。
早生まれの人を指しますが、結婚を決意したとしても、法律があるため18歳まで待たなくてはなりません。
男女ともに18歳から結婚となれば、無理して高校生のうちに結婚するというカップルは減るでしょうし、それほどメリットも感じられません。
一緒にいたいなら周囲から祝福され、ハードルは少なく結婚するために、高校生のうちに結婚という選択は減るハズです。
大学生同士の結婚を見ながら考える!大人になっても結婚は難しいもの
番外編ですが、学生結婚という考え方で、大学生同士の結婚を見てみましょう。
婚約ではなく、結婚までいった大学生同士のカップルは、夫婦に取ったアンケートで2割という結果でした。
高校生よりも将来の方向性がほぼ確定しているので、結婚は意外と簡単かと思いきや、実際にはそうでもないようです。
現実を見つめ、それなりの苦境も見据えなくてはいけません。
大人であっても、結婚は勢いという人はいますが、難しい決断であることには変わりありません。
経済的援助されてない?夫婦として認められるには自立から
学生結婚は難しい!一番に言えることです。
結婚したのに、自分たちで稼ぐでもなく生活力もないのでは、夫婦として認められるには程遠いと言えます。
学生は勉強が仕事ですから、家庭を持つなんて少し相反したことでもあるのです。
男女どちらかの実家で生活をするという選択肢もありますが、それを望むのは悪いことではないにしろ、本意ではありません。
せっかくなら、夫婦だけの住まいを持ち、子供を育てる場所があるのが理想です。
結婚自体はできても、認められた夫婦になるためには自立し、自立のためには経済的な余裕が絶対必要です。
高校生同士の結婚ならもっと楽しくなる!結婚生活の魅力
とはいえ結婚は非常に魅力的です。
苦境はあるにせよ、楽しいことがたくさん待っています。
ある意味オトナの世界を知らない高校生のうちに、もし結婚できたなら新鮮味に加え、結婚生活をもっと楽しめるでしょう。
前向きな思考が強い10代ですし、世の中を知らない分だけ積極的に生きられるでしょう。
遊びたい盛りの気持ちを、家庭に向けることができるなら、高校生同士の結婚はきっと楽しいものになるでしょう。
何がツライ?失敗しない結婚をするために
高校生で結婚すると、ツラいこともあります。
一番は、周囲が遊んだり青春している時期に、家庭生活や場合によっては子育てに追われることになります。
若い奥さんであっても、「妻であることには変わりない」のですから、遊びまわるなんてことは避けたほうが良いハズです。
高校生のうちに結婚するほどなので、幸せな結婚生活は間違いないとしても、周囲が目に入るのは仕方ありません。
そういったリスクを秘めている、高校生の結婚なのです。
高校生で結婚したその後はどうなの?離婚率を検証
先の説明の通り、高校生同士の結婚は離婚率が低くなっています。
世間を知らないまま、男女ともにお互いを好きになって、ある意味「すり込み」みたいな恋愛のうちに結婚するのです。
その相手しか見えないわけですから、当然周りを見る必要もなく、気持ちが薄れない限りは、お互いを愛し続けることができます。
ここまでは、社会人にも言えることかもしれません。
辛く苦しい日々を、最初で試練として乗り越える夫婦は、その後も絆が深いものになっていくのは間違いありません。
離婚する夫婦は早い段階ですが、うまくいっている夫婦を見ると、本当に仲がいいケースがほとんどです。
お互いを想うからこそ、結婚は控えるべき?愛とホンネは紙一重?
高校生のうちに結婚を考えるなんて、今の時代では非常に珍しいと言えます。
じゃあ愛する気持ちが低いのか?そういうわけではありません。愛しているからこそ、先々一緒にいたいと考え、将来をちゃんと見据えるものです。
経済的に苦しいばかりで、例え子供が産まれても、子供に苦しい思いをさせるかもしれません。
愛し合ってそれを乗り越えるのは素晴らしいことですが、ハードルを乗り越えるうちに、どちらかが先にリタイアするとも限りません。
できることなら勢いだけではなく、目標に対して少しでも失敗のリスクを減らしておくのは当たり前のことです。
ホンネとして言えば、やはり自分一人が自立してから、結婚し生活を作っていけるものでしょうし、その立証にもなります。
高校生同士の結婚は、ハードルが高くいくつもあることを忘れてはいけません。
自分が知る範囲だけで結婚を決めない!結婚に早い遅いは無い
愛している相手と一緒にいたい、相手もそう思ってくれているなら理想的です。ハッキリ言って結婚しない手はありません。
「じゃあすぐに結婚するの?」と言われると難しいところでしょう。社会人としてある程度経験があるなら、その難しさも想像できます。
でも、愛しかない段階の高校生同士なら、その難しさは見えないかもしれません。
また、結婚とは生活を共にするため、イヤな部分や相手の意外な側面を見ることだってあります。
法律が認めているとはいえ、結婚全体で考える必要があり、そうするなら将来の幸せに向けた準備をしてからがベストなのは間違いありません。
結婚を誓ったけれど、結局結婚しなかったというカップルはたくさんいます。
早まることもなく、気持ちを絶やさず、時期だけはしっかり考え、将来を見据えた結婚を考えるようにしましょう。
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