お金と結婚の問題を切り離して考えることはできません。
いざ結婚、となったとき、彼氏の借金が発覚することはよくあるケースです。
彼に借金がある状態で、彼女としてはどのように解決していけばいいのでしょうか。
今回は、彼氏の借金という金銭問題を抱えて、結婚を考えるときの9つのポイントについてご紹介します。
目次
返済総額を確認する
彼に借金がある、とわかったら、まずは返済総額を確認しましょう。
というのも、このまま無計画に結婚してしまうと、その借金は“マイナスの財産”として夫婦で背負うことになってしまいます。
最悪の場合、一度結婚してそのまま彼だけが行方をくらまし、妻が全額返済しなければならない、というケースに発展する可能性もあります。
少額の借金か多額の借金か
借金と言っても、数十万円程度の少額の借金であればすぐに返済できます。そのため、そこまで大騒ぎすることではありません。
しかし、数百万、数千万円単位で借金がある場合や、消費者金融から借りまわっている場合などは要注意です。
困ったことに、彼に「全部の借金の金額を教えて」と言っても、申告しないケースがあります。
知らないまま結婚して後から大きな借金が発覚することもあるので、彼の申告を鵜呑みにせず調査会社などに依頼して全部調べてもらいましょう。
彼の収支を確認する
彼はどのくらいの収入があり、何にいくらくらいお金を使って生活しているのでしょうか。
無理なく返済しながら生活していくことができるのか、浪費癖がないか、などを細かく紙に書き出してチェックしましょう。
目に見える形にする
借金を頻繁にしてしまう人は、ノートに家計簿を付けるという習慣がありません。つまり、計画性のない人、どんぶり勘定の人が借金をする傾向にあります。
実際に紙に書いて目に見える形で計画表を作ることによって、今後の返済計画もクリアになります。
ただ問題なのは、借金を繰り返す人は、この計画を守れないということや、計画表を作っても「いいよいいよ、返せばいいんだろ」と見もしない、ということです。
彼の仕事を確認する
彼の仕事ぶりはどんな様子でしょうか。今の仕事が安定していたとしても、中には職を転々としたり、長続きせずに無職の期間がある人もいます。
また、今後の転職する可能性として、資格を持っているかどうかもチェックしておきましょう。
何も資格が無い、という場合は無職のヒモ状態になる可能性が高いので注意しましょう。
どんな借金なのか調べる
彼は何を購入するために借金したのでしょうか。その理由についても詳しく質問してみましょう。
たとえば、付き合う前に事業を起こして失敗していた、車や家を購入していた、というケースもあります。
ほかにも、友人の連帯保証人になっていた、ゲームに課金しすぎた、欲しいモノを我慢できずに買ってしまった、出会い系サイトで使った、などがあります。
借金の中身を見ればその人がわかる
借金の内容には、その人の人格が如実に現れます。
このような人は結婚しても必ず浮気しようとしますし、お金の使い方に計画性がないため妻になった人は苦しみます。
また、友人の連帯保証人になってしまったというタイプの人は、お人好しなので今後も誰かの借金を背負ってしまう危険性が高く、自己防衛ができないタイプです。
詐欺にも引っかかりやすいですから、健康食品を大量に買わされるということもあります。
結婚前に必ず借金の内訳を確認し、何にお金を使ったのか、なぜ借金しなければならなかったのかを暴きましょう。
自分の身内は巻き込まない
借金というと「親に頼る」という方もいますが、なるべく親には頼らない形で解決しましょう。
実際、借金が返済できないとなると両親にまで迷惑がかかるケースもあり、信用を失ってしまいます。
両親に相談してお金を借りて返済しても、彼は新しく借金を作るかもしれません。まずは“自分の借金”として、彼に自覚させることが大事です。
彼ひとりに返済させる
結婚するんだったら妻になる女性が返済を手伝ったほうがいいのでは?と思われるかもしれませんが、彼が作った借金ですから彼に返済させましょう。結婚は完済後、と決めて行動するのもいい方法です。
結婚するということは、今後ふたりで家庭を“運営していく”ということですから、お金の管理ができない人とタッグを組むことはできません。
彼ひとりで返済する、ということは「お金が管理できるということを証明する」ということです。
きちんと完済することができるのであれば結婚の可能性もありますが、ひとりで完済できない、また新しい借金が増える、ということであれば未来はないでしょう。
今後の借金について考える
借金を繰り返す人がいます。このような人は、結婚をしても子供が生まれても変わりません。
彼は今後、また借金を繰り返すでしょうか。
これに関しては、未来のことなので“絶対こうなる”という予想は誰にもできませんが、彼が自分で「絶対に今後は借金をしません」と口約束をしても信用してはいけません。
結婚契約書を記入しよう
もし彼が強く約束できると言うのであれば“結婚契約書”または“婚前契約書”を記入させましょう。
たとえば、浮気をしたらどうするのか、お金に関してはどのようにするのか、などふたりの間で決めたことを契約書として記しておきます。
ただの口約束で終わるものではないため、もし離婚の裁判などになった際は効力があります。行政書士を通して作成することができるので相談してみましょう。
彼を信用できるのかよく考える
結婚すると、どちらか一方が頑張って稼いだお金だとしても法的には“夫婦の共同の財産”ということになり、夫が持ち去っても窃盗罪には問われません。
もし「この人は私がいないとダメだから」と思って結婚するつもりであれば、彼の無尽蔵に増える借金を肩代わりする覚悟が必要でしょう。
現時点で借金があるからと言って信用できない人間だ、と断言することはできませんが、借金があることによって信用に傷がついているのは事実です。
借金も重要ですが、その奥にある“その人の信用度”もしっかりチェックしましょう。
9、婚約破棄も検討する
借金問題が片付かないうちは、安易に婚姻届を出してはいけません。また、両親に秘密にしたままで結婚してしまうのもよくないでしょう。
結婚したからと言って借金問題が片付くことはなく、結婚前に片付かないものは、結婚後に妻の負担としてのしかかります。
婚約している場合は一旦白紙に戻し、再度検討する、もしくはそれぞれが再スタートをする、という方法が望ましいです。
また、ふたりだけで解決するのではなく、弁護士などの専門家に相談することで、どのように返済していくか具体的に知ることができます。結婚を目指しているのであれば尚更、目の前のことだけでなく長い目で今後のことを考えていきましょう。
借金をする男と結婚するということは、自分の人生が狂うのも覚悟すること
借金する、ということはどういうことでしょうか。たとえば、欲しいモノがあってそのためにコツコツお金を貯めて購入する人は借金をしません。
また、借金があるのに平気で娯楽を楽しみ、タバコもお酒もやめないような男性は、借金を繰り返すことになるでしょう。
普通に結婚して普通の幸せを望んでいる人や、生まれてくる子供の幸せを望んでいる人は、借金のある男性と結婚することについてシビアに捉えたほうがいいでしょう。
明日食べるご飯にも困るような生活をしたくない人は、結婚する前にしっかり考えて行動しましょう。
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