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仕事と私どっちが大事なの?彼氏の本音と寂しい時の心のあり方

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週末に会う予定だった彼からデートキャンセルの連絡が来たとき、ついカッとなって「仕事と私どっちが大事?」と言ってしまう女性がいます。

頭では「そりゃ両方大事だし、比べられないよね」とはわかっていますが、彼がなんとなく仕事を優先しているようで許せなくなってしまいます。

その根本にあるのは“寂しい”という感情です。

彼女から「仕事と私どっちが大事?」と言われた男性は、どのように思うのでしょうか。また、この寂しい気持ちを上手にコントロールすることはできないのでしょうか。

今回は、忙しいカップルによく起こる“仕事と私どっちが大事問題”についてご紹介します。

「仕事と私どっちが大事」はどんな気持ち?

彼に対して「仕事と私どっちが大事?」と言ってしまうとき、その人の気持ちはどのような状態なのでしょうか。

まずは感情的になってしまう、カッとなってしまう人の心の状態を見てみましょう。

裏切られたという気持ち

恋愛においてはとくにそうですが、人は他人に期待します。

たとえば「次の私の誕生日、彼はきっと指輪をプレゼントしてくれるだろうな」という期待を抱いていたとします。

しかし、実際のプレゼントは花束だと「指輪じゃないの?」となります。これは彼に対して過度の期待を抱いていた証拠です。

彼は心のこもったプレゼントをくれたのに、なぜか裏切られたような気持ちになります。

「仕事と私どっちが大事?」という時も、おそらく彼とデートの約束をしているなどの期待が重なっているため起こる裏切られたという感情です。

しかし冷静になって考えてみると、絶対にその日を休みにするという確約は誰にもできませんから(急な用事ができることもある、体調を崩す可能性もある)、約束というのはあくまで予定に過ぎません。

「裏切られた!」というショックの感情が湧き上がってきたときは、そのショックの裏に“過度な期待”がないか考えてみましょう。

実際には裏切られたわけではなく、予定変更になっただけです。

寂しいのは誰か

「仕事と私どっちが大事?」というセリフの裏には、寂しさが隠れています。「私を優先してくれないの?愛してないの?」という寂しさです。

しかし、寂しいのは彼女ばかりではなく、彼も寂しいはずです。

本当であれば、仕事なんて休んで彼女とずっと一緒にいたいと思っているでしょう。つまり、本来なら共感しなければいけない相手と対立してしまっているがゆえに起こる矛盾です。

ここで彼と「寂しいね、残念だね」と共感できると、気持ちをうまく昇華できます。

2、それを言われた男性の気持ち

彼女から「仕事と私どっちが大事?」と言われた男性は、このときどんな気持ちになるのでしょうか。

また、愛が冷めて「別れよう」とまで思ってしまうのでしょうか。

ごめんなさい、としか言えない

彼女に「仕事と私どっちが大事?」と言われて「申し訳ない」と感じる男性は多いです。

約束を破ってしまった、ということへの自責の念に駆られます。彼女を裏切ってしまった、自分は不誠実な人間だ、と思いつめてしまうケースです。

彼女の機嫌が良くなる方法を知っていればいいですが、ただ「ごめんね」と繰り返すだけの男性もおり、彼女が聞きたい言葉ではないため会話が成立しません。

自己肯定感の低い男性に多いケースですが、彼女に申し訳ないということで別れを決意する男性もいます。デリケートなタイプなので刺激的なセリフは言わない方がいいでしょう。

寂しい気持ちは同じ

彼女から「仕事と私どっちが大事?」と言われて「俺も同じだよ」と思っている男性は多いです。

付き合って3年以内の男性に多く、彼女の言葉を無視できないことから重く受け止めてしまう人もいます。

実際「じゃあ仕事を辞めてずっと君と一緒にいるね」という選択をしてしまう男性もおり、彼女が自分の発言の責任を取ることになるケース(彼を養う)もあります。

別れを考える

彼女から「仕事と私どっちが大事?」と言われると、中には“この女は自分のことしか考えていないわがままなやつだ”と思う男性もいます。

なぜなら、男性も好きで仕事に行くわけではないからです。

大人であれば、すべての欲求が通るわけではない、ということを知っています。

それなのに自分の思い通りにならないことに対して不満を漏らす人は、自分のことしか考えていないわがままな人、ということです。

とくに常識的な男性や、社会のルールに厳しい男性に多いですが、女性の子供のようなわがままを許せないと感じてしまいます。

当然、今後付き合っていく上でも不安が残るため、本気で別れを検討するようになるでしょう。

寂しさセルフコントロール

では、彼に対して「仕事と私どっちが大事?」とは言わないように、寂しさをセルフコントロールするためにはどうしたらいいでしょうか。

ここでは、寂しさや惨めさが爆発する前に自分でできる感情のコントロール方法をご紹介します。

感情を外に出す

感情をセルフコントロールする、と言うと「ただひたすら我慢すればいいんでしょ」と考えてしまう人がいますが、大きな誤解です。

出てきた感情は実際にそこにあるものですから、なかったことのようにして無視すると必ず反動が来て自分が傷つきます。

または鬱憤を溜めて我慢し続けた人が突然爆発するようなこともよく起こります。セルフコントロールする、とは“別の場所できちんと感情を表に出す”ということです。

友達や家族に愚痴ったり、ぬいぐるみやクッションを投げて発散する場合もありますし、カラオケで大声を出したり、スポーツで発散することも効果的です。映画を見て泣くのもいいでしょう。

日本ではあまりポピュラーではありませんが、欧米では感情のコントロールにカウンセリングをよく利用します。

誰かに話を聞いてもらうことによって、背負っている重い荷物を減らすことが出来るでしょう。

楽しいことを用意しておく

彼とデートの約束をしたからと言って、必ずしも約束通りに行けるとは限りません。

裏切られたと思う前に「それならそれでいいよ、私はほかに楽しいことをするから」という自分だけの“楽しいこと”を用意しておきましょう。

たとえば、ひとりで見たかった映画があったら自由に行けますし、趣味に没頭するのもいいでしょう。

「絶対にこれでなければならない」と決めつけているのは自分です。決めつけてしまうと、彼も自分も苦しくなります。

「絶対にカレーでなければならない」より「カレーでもラーメンでもいいかな」の方が気が楽です。余裕を持って「こっちでもいいし、あっちでも構わない」という選択肢を常にいくつか用意しておきましょう。

恋愛一直線は危険

「仕事と私どっちが大事?」と言ってしまう女性は、恋愛一直線になっています。恋愛をするために生きている、彼のために生きている、愛されるために生きている、という感じです。

彼は自分ではない“他者”ですから、コントロールはできませんし、今は味方ですが敵にもなるかもしれない人物です。そのような“他者”の行動に自分の気分を委ねてしまうことはとても危険です。

恋愛に限りませんが、仕事や友人関係においても、一直線になるのは危険です。その生命線がなくなったら、どこにもしがみつくことができないからです。

強い思いを一直線で彼にぶつけるのではなく、ある程度ほかのことへ気持ちを分散させておきましょう。

恋愛に依存しない自立した女性になろう

一人暮らしをして仕事も生活も自立している女性でも、恋愛に依存しているケースは多いです。

恋愛に依存してしまう理由はそれぞれ違いますが、問題は本人がそのことに気づいていないことです。

もしくは、恋愛に依存したくないのに抜け出す術がわからないことです。

依存しない人はいない

依存とは簡単に言うと「〇〇がないと生きていけない」ということです。

眼鏡がなければ生きていけない人もいますし、お気に入りのぬいぐるみがないと生きていけない人もいます。また、人は食事をしないと生きていけないので、食事への依存のない人はいません。

依存が悪いこと、ということではなく“誰かひとり、何か一つにだけ依存してしまうのが問題”です。精神的な自立を目指すのであれば、複数の人や物に依存するように分散させることが重要です。

「仕事と私どっちが大事?」とは、全くの別ジャンルのものを歪んだフィールドで戦わせるという無茶な質問です。

自立した女性なら、このような支離滅裂な質問はしないので「彼がいないと生きていけない」という状態を卒業して、依存を分散させましょう。

恋愛依存から抜け出す方法

それはわかってるけど抜け出せない、という人も多いでしょう。まずは簡単なことからはじめてみましょう。

たとえば「毎日筋トレする」「朝起きたら炭酸水を飲む」「好きなゲームをする」などの習慣を身に付けることです。

ほかにも「ヨガ教室に通う」や「ジムに通う」などの趣味でもいいでしょう。

「これをやらないと落ち着かない」という癖を身に付けることで、精神的に安定します。ヨガの腹式呼吸などは体にいいので、癖として身につけておくと一石二鳥です。

彼は彼の都合で動くので思い通りにはなりませんが、自分が好きで行うことに関しては思い通りに毎日行うことができます。

このような行動を1つ2つと増やしていくことで、恋愛依存から徐々に抜け出すことができます。

彼を大切に、自分も大切に。お互いの気持ちを理解しよう

もし逆の立場として、あなたが忙しく、彼から「仕事と俺どっちが大事?」と聞かれたらどう思うでしょうか。

誰しも“あちらを立てればこちらが立たず”といった具合に、すべてを丸くおさめることはできません。

ただ、こう言い換えることができます。「あなたも大事、私も大事」です。どちらか一方が犠牲になってはいけない、ということです。

どうしてもお互いに忙しく、寂しさが募ったときは“自分で自分を大切にする時間”と捉えましょう。

彼に“大事にしてもらう”ことを期待するのではなく“自分で自分を大事にできる”ことで、真の意味で充実した恋愛をすることができるでしょう。

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